2010年05月26日

丸太小屋「酔夢庵」にヤマネ出没

天然記念物であるヤマネが、小屋の中に出没するようになりました。ネズミ捕りの粘着シートに掛かっておりました。一見ネズミと見まちがえそうですが、よく見ると背中に黒い筋がはしり、しっぽはリスのようにふわっとしてとても愛くるしい顔をしております。シートから外し自然に帰さなければなりません。小麦粉をふりかけ少しづつ丁寧に剥がし山に返しました。
身近にこのような動物がいるとは・・・・・・・・。

ヤマネがいる以上、もう粘着シートは使えません。でも、「ネズミの館」は困ります。
5月23日の日曜日、家から発砲スチロール、板、ガムテープなどを持ち込み、穴という穴を塞ぎました。およそ二年がかりで作った丸太小屋は、すき間だらけ。納得できるように塞ぐのに、丸一日掛かりました。動物が勝つか?私たちが勝つか?結果が楽しみです。

昨年秋、大鹿歌舞伎を見に行った時、お世話になった宿のご主人に頂いた九輪草がきれいに咲きました。丸太小屋「酔夢庵」にヤマネ出没
種が落ちていっぱい咲いたらいいな。


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Posted by 秋葉山奥の院・酔夢庵だより at 20:47│Comments(4)天然記念物
この記事へのコメント
突然のコメント書き込み問い合わせで申し訳ありません。
私は長野県在住の杉山昌典と申します。
ネズミ捕りの粘着シートに掛かっておりましたヤマネにつきまして、その詳細を知りたく不躾ながらコメント書き込みさせて頂きました。
私は職場でヤマネの生息調査を行っているのですが、全国のヤマネ発見事例を収集してヤマネの生息分布図を作成しております。
http://yamane101010.blog62.fc2.com/
http://maps.google.co.jp/maps/user?uid=111009373809205774666&hl=ja&gl=JP
誠に勝手なお願いで申し訳ありませんが、写真撮影の有無、発見年月日・場所(市町村名)等、お教え頂ける範囲で構いませんのでその詳細をご教示いただけましたなら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 杉山昌典 at 2010年05月26日 22:29
杉山様
 私のブログをご覧くださいましてありがとうございます。お尋ねのヤマネ情報をお知らせします。

ヤマネが初めて小屋に侵入したことを知ったのは、2009年5月7日です。その時の様子は友人が写真撮影しました。(彼の元には写真があります。)

その後は、粘着シートを設置するのを止めておりました。しかし、ネズミが侵入し、いたずらをするので、今年の5月9日、再び粘着シートを仕掛けておきました。
16日、小屋に行くと4匹のねずみと、2匹のヤマネが張り付いていました。
これはいかん、とすき間を塞ぐことにしたのです。

場所は浜松市天竜区佐久間町上平山の山林で、杉檜の混合林と雑木林が隣接する沢沿いの場所です。標高は700メートルくらいです。

写真を撮影した友人は、今、粘土を食べる野生鹿の映像を撮るため、自分で工夫した自動撮影装置を持って、長野県の大鹿村の崩壊地に通っております。連絡がつき次第メールにて写真を送らせてもらいます。
Posted by 秋葉山奥の院・酔夢庵だより秋葉山奥の院・酔夢庵だより at 2010年05月27日 14:59
酔夢庵だより管理人様

突然の不躾なコメント書き込み問合せにもかかわらず、早速にご返信・ご教示を真にありがとうございます。
ご教示頂いた情報を元にヤマネを発見された場所を特定致しましたところ、地域2次メッシュコード5237-46にあたり、この場所はこれまでヤマネの生息情報が確認されていない空白地点でした。
私の不勉強もありますが、静岡県ほか東海地方のヤマネ目撃情報が中々十分に収集できない状況でしたので、今回ご教示頂きましたヤマネの情報は真にありがたく、またとても貴重なヤマネの生息確認地となりました。
貴重なお写真をお送り頂けるとの事で厚く御礼申し上げると共に心待ちしております。
この度は真にありがとうございました。
今後またヤマネの目撃情報がございましたならご一報頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
Posted by 杉山昌典 at 2010年05月27日 18:17
この人に情報を教えると、youtubeでアップした動画に観るように、営巣している巣を掻き分けてイジメるし、繁殖・子育て中の巣を棒でつっついて脅威を与えるは・・・ 研究・調査を名目にして捕獲はするはの酷い始末・・・ 大切で貴重な小さな野生生物はそっとしておきましょう。こういう方の目に触れさせないようにしながら。
Posted by yamane at 2010年08月23日 20:00
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丸太小屋「酔夢庵」にヤマネ出没
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