2015年11月04日

秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置

秋葉山表参道30丁目で生まれ育った赤堀さんから、お母様の白寿のお祝いの記念に表参道の屋敷跡に立て看板を建てたいのだが、と相談された。彼女の書かれた自分史「ささゆり」は、多くの人たちに感動を与え、貧しいながらも愛情たっぷりの家族愛は、何度読み返しても目頭が熱くなる。おなじ年代に育った人たちに、かたちは違っても多かれ少なかれ共通の思い出をよみがえらせてくれたと思う。「母が生きているうちに、母がここで頑張っていたことを後世に残したい。」赤堀さんのお母様を思う気持ちに心打たれ、有志で看板設置のお手伝いをかってでた。
秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置


しかし、設置日の半月前、赤堀さんが圧迫骨折で病院に入院。二週間後には退院するも、とても歩ける状態ではない。仕方なく赤堀さん抜きでの作業となった。
秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置


秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置


屋敷跡から富士山の形をした厚さ15センチ程の平らな石が出てきた。看板の前に据えると、ちょうど三角形のあたまが富士山の方向に向いていた。これぞ富士見茶屋にふさわしい飾り石だ。
秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置 


さっそく通りかかった登山者が足を止め、看板を読んでくれた。この先多くの登山者、参拝者の目に触れると思うとワクワクする。
秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置


赤堀さんの話によると、昔はあたりは茶畑でお茶工場もあったそうだ。いまは杉林となっていてその面影はない。その気になって良く見ると倒れた木の間からお茶の木が生き残っている。


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Posted by 秋葉山奥の院・酔夢庵だより at 19:25│Comments(0)秋葉街道
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